マイアミに続き石田唯(早稲田大学)と西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)の戦い。関西シクロクロス最終戦 田中養蜂場 桂川カテゴリーL1。
関西シクロクロスの行程の中で最終レースとなるカテゴリーL1、カテゴリー2、カテゴリージュニア。会場の桂川から北の方角には冬らしい雲が広がり始め、時折冷たい風が吹くコンディションの中、カテゴリーL1の競技がスタートした。
フロントローにはポイントリーダーの伊藤あすみ、ランキング2位の鵜飼知春(and more)、そして前戦マイアミでも優勝を飾った石田唯(早稲田大学)が並ぶ。オープニングラップのグラウンドエリアを終えピット横は石田唯(早稲田大学)、西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)、鵜飼知春(and more)、伊藤あすみの順で通過。前戦と同じくオープン参加の西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)が石田唯(早稲田大学)と争う展開が始まった。
桂川と似た特徴を持つパワーコースのみなと堺戦でも他選手を大きく離しての制限時間先頭ゴールを決めた西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)。ここ桂川でも学連のトラック、ロード競技で活躍する石田唯(早稲田大学)を相手に堂々とした走りっぷりだ。
カテゴリーL1は全7周回。うち5周回が西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)が走るオープン参加においての周回数となった。抜きつ抜かれつの戦いは、自転車1台分の差も無く周回を重ねる。
Panaracerポイントの階段を石田唯(早稲田大学)は降車、西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)は階段脇を乗車。キャンバーなどのテクニカルセクションも西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)に苦戦した石田唯(早稲田大学)。「夕華ちゃんが巧いし強いしきつかった。」とレース後振り返った。
「平坦のアスファルト区間が速くて、付いていくのが必死でした。」と石田唯(早稲田大学)との闘いを振り返った西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)。みなと堺では独走でのフィニッシュとなったが、終始速いペースでのレース展開に満足気な表情。

「とても速いペースでも楽しめ、ラインどりも勉強になった。」と石田唯(早稲田大学)とのマッチレースを語った西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)。土浦全日本選手権では出走していなかったものの、間違いなく女子トップ選手の石田唯(早稲田大学)を相手に互角の戦いを繰り広げた。
西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)が5周回での競技時間を終え、L1の順位は先頭、石田唯(早稲田大学)。2番手に鵜飼知春(and more)、3番手が伊藤あすみとなった。前戦を欠場した鵜飼知春(and more)。シリーズランキングでは伊藤あすみに先行されたものの、最終戦ではやはり伊藤あすみの前でフィニッシュするべく、果敢に攻めて2位をものにした。
西原夕華(トーヨーサイクリングチーム)が離脱した後も気持ちが途切れることなく走り切った石田唯(早稲田大学)。来季はフィジカル的にも、テクニック的にももっと上のレベルで走れるようにしたいと、来季への抱負を語った。