オープン参加の全日本U17王者の西原夕華が独走。鵜飼知春(and more)がシリーズ単独首位に立つ。あたり前田のクラッカー みなと堺
堺特有の強風も無い珍しく暖かいコンディション。関西シクロクロス第9戦 あたり前田のクラッカー みなと堺の最終レースであるカテゴリーL1、カテゴリー2、ジュニアの招集が始まった。
カテゴリーL1の出走は14名。最前列にはシリーズタイトルを争う伊藤あすみと鵜飼知春(and more)が並ぶ。怪我で欠場が続く赤松綾(AYA bikes)が4勝、伊藤あすみ2勝、鵜飼知春(and more)1勝と勝利を挙げ、同ポイントで並んでのあたり前田のクラッカー みなと堺。後方にはU17全日本チャンピオンの西原夕華(トーヨーCT)が構える中、スタートが切られた。
前戦の希望が丘では日吉愛華(LimitedTeam846まるいち)がオープン参加で先頭フィニッシュを決めた関西シクロクロスシリーズ。今回はオープニングラップから西原夕華が先頭で展開する。ステップを越える西原夕華の手には、関西シクロクロスシリーズを基盤とするチーム泥んこプロレス泥本さんから譲り受けたバイクだ。
独走態勢を築いていく西原夕華の後方では、シリーズランキングを争う伊藤あすみと鵜飼知春(and more)の二人が連なって走る。勝利数こそ赤松綾(AYA bikes)に及ばないものの、ここまでコンスタントにポイントを積み重ね来た二人の戦いは最終周回まで目が離せない展開となった。
ハイスピードなコースで1周20秒ほどのアドバンテージを刻む西原夕華(トーヨーCT)。一つ一つのコーナー、砂裁きと細かな部分でタイム差を広げていく。「平坦で、自分の得意なコースでミスなく走る事ができた。」とレース後に振り返った西原夕華(トーヨーCT)。30分の競技時間、L1の先頭に1分20秒の大差でフィニッシュした。
西原夕華(トーヨーCT)のフィニッシュ後も引き続きパックで走る伊藤あすみと鵜飼知春(and more)。伊藤あすみが先行する中、虎視眈々とチャンスを伺う鵜飼知春(and more)。最終周回までパックで走る事になる。
最終周回のステップ、伊藤あすみがつまづいたところを鵜飼知春(and more)が見逃さずに突き放した。そのまま先行してフィニッシュ。伊藤あすみは、それまで先行していただけに悔しい2位でのフィニッシュに。3位表彰は島袋陽子(Equipe Lien)とのスプリント決戦で寺本麻衣(and more)が勝ち取った。
表彰対象者には冠スポンサーである前田製菓からの賞品が授与された。
上位2人が8ポイント差で争う関西シクロクロスシリーズカテゴリーL1。残り2戦、鵜飼知春(and more)、伊藤あすみのどちらが前でゴールするかに注目だ。
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