KOSSY THRASHED

エキシビジョンレース シングルスピード

ナショナルチャンピオンジャージは無い競技にKOSSYは懸けていた。

2021年のシクロクロス全日本選手権。朝の試走で、副島達海(Limited Team 846)、柚木伸元(朝明高校)といった成長株の若手を引き連れて試走を念入りに走る選手がいた。

腰山雅大(All-City Cycles/662CCC)、この日のシングルスピード全日本選手権を控え自身の緊張感をほぐすかのように、若手で気を紛らわせる姿があった。

全日本選手権はシクロクロス界のマチルダさんから始まります


「お、ヒロム!おはよう」と、通り過ぎた選手に一緒にいたオッチーが声をかけた。KELLYのバイクに乗るのを見ると、どうも惹かれ、聞くとシングルスピードクラス3番の選手という。いや、あのバイクはかっこいい。これは来るだろうと思いながら、その選手の前情報も仕入れずにスタートラインで待ち構えた。


その隣では、眉毛をVの字にしたコッシーが並ぶ。いつになくこわばった表情に、「あーまずいまずい」と思う。

ホールショットから終始リード


意外にもスタートから先頭で展開するコッシー。昨年の覇者牧野さんは出遅れ、後ろにはピッタリとKELLYの彼がつく。余裕そうな表情を見せるコッシー。しかし、KELLYの彼もチャンスをうかがっているのが良く見える。


最終周回、KELLYの彼が先行。後ろでコッシーはズッコケた。

「ひたすら見守ろうと思ってました。」

レース後、葉子さんが語った言葉だ。

終始先行するレースも最終周回、競技場エリアに2番手で戻ってきた時はちょっとドキっとしたらしい。

しかし、

 

「このまま終わる事はないかと思ったので、ゴールシーンは見ずに、抜かされたところをずっと応援して放送聞いて。」

 

最後まで見守った葉子さん。

 

おめでとう。