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E-BIKE でレースの魅力とは?

電動アシストによって「ラク」に走る事ができるE-BIKE。「追い込む」という言葉に代表されるキツさをある意味楽しみにもする自転車競技には、馴染みが薄いカテゴリーの乗り物なのかもしれない。先日行われた五條吉野川シクロクロスでは、そのE-BIKEでレースを行うE-BIKEカテゴリーが設定され、4人の参加者によるレースが行われた。

いったいどんな魅力があるのか?参加者に話を聞いた。

バイクコントロールが楽しい

「ブレーキをかけながら、ペダリングをしながらコーナーを抜けていく。そうしないとスリップダウンしたり、コースアウトしてしまったりしてしまう。」TOYO FRAME 石垣氏はレース前にそう語った。

普段からツーリングにE-BIKEを使って大阪や奈良のあたりを走るのを楽しんでおり、昨年から五條吉野川シクロクロスに登場したE-BIKEカテゴリーに2年連続で参加している。

電動だからラクなんじゃないの?と思う節もあるが、レースが始まってみると先頭から最後尾まで、見事に差がついていくのが不思議だ。

ストレートもさることながら、クネクネとしたコーナーもそこかしこに存在する五條吉野川のコースはコーナリングのテクニックで差がつくコースと言えた。



E-BIKE ?

TOYO FRAME E-MTB

コクピット回りにはドロッパーポスト用のレバーと電動ユニット用のコントロールレバーが取り付けられていた。参考値だが、電動を使用しての走行可能距離は約125km。ちょうど大阪から山を越えて奈良をぶらりぶらりして帰るワンデイツーリングにはちょうど良い距離感で、ツーリング中にたとえお腹いっぱいにランチを食べたり、スイーツを頬張ったりして重くなったとしても電動アシストによって余裕に帰路の峠を越えて帰る事ができる。

石垣氏の乗るE-BIKEは、シマノ製の電動ユニットを搭載したE-MTBにドロップハンドルを取り付けてグラベルバイク的な雰囲気を出している。モーターの助けによって、踏み出しは軽く、登坂の際には強力にライダーを助けてくれる。ただし、日本では、最高速度が時速24km以下に設定されている。

ペダリング&ブレーキング

ノーマルの自転車でのコーナーの際にはバイクを倒してコーナーを曲がる事が多い。その際にはペダリングを止めて曲がっていくが、E-BIKEの場合は、そうではないようだ。

電動アシストによって小さい入力でもバイクが進むため、ペダリングで入力をしながら、しかもあまり大きく入力したままだとコースアウトしてしまうため、ブレーキコントロールも併せて必要という事だ。




ゼエゼエ言わないのがいい

シクロクロスのレースにも参戦経験のあるTOYO FRAMEの松田さんによると、「あまりゼエハァゼェハァ言わずに楽しくラクちんに走れる」のが魅力らしい。

コーナーの立ち上がりが速いため、コーナー手前で一旦落としたスピードからの加速感も楽しさの魅力だ。ストレートを走る石垣氏(右上写真)はきつそうな表情で踏み込んでいくが、終始楽しそうな表情の松田さん(右下写真)で、観ている人たちからしても楽しそうという感想が沸き起こる。



子供にカッコイイところを見せられる!

この日優勝した国本さんに、ゴール後話を聞いた。「普通のにもカテゴリー4で出ていて今年初めてE-BIKEに出てみました。普通のシクロクロスと違って、子供たちにカッコイイところを見せられるのが魅力ですね」という事で、非常に説得力のある回答を得られた。