2019 野辺山グラベルチャレンジ

欧米では盛んに行われているグラベル(日本では"ダート"や"林道"、"畦道"などの砂利道、地道が該当する)を利用したライドイベントの"グラベルチャレンジ"。

10年の節目を迎えた野辺山シクロクロス(Rapha Super Cross Nobeyama) の翌日、11月24日に八ヶ岳の北斜面を舞台にトータル約50kmのルートで行われた。

雨が降る早朝より受付。

ゼッケンを手にした参加者達は、雨対策をしてからのスタートラインへ。

11月末ならば雪も降る野辺山だが、例年とは違いこの日はルート最高標高の位置でも雨。

暖かいとは言えないものの、普段の野辺山ではあり得ない気温のもとスタートが切られた。

八ヶ岳牧場内の作業道を通過しながら、標高を上げていく。

霧の中を走るのは幻想的だが、標高は既に1500m前後だけあって息が上がる。

ペダルを踏むに連れて高くなる体温に、途中立ち止まってジャケットをたたむ姿が見られる。

第1ステージの最高標高地点には、エイドステーションが設けられて、エスキーナ製ホットレモネードがキャニオンスタッフのサポートのもと参加者に配られた。

エイドを過ぎると基本下りの区間が始まる。

舗装の工事なのか?隅々までローラーで綺麗に踏み固められた林道を駆け抜けていく。

スピードも乗せやすい林道は爽快。

登り初めに降っていた雨もやみ、時折青空が見える朝の山の中、大喜びの参加者達が走っていく。

第1ステージを終え、スタート&ゴールの滝沢牧場にて第2ステージを迎える。

中には洗車をして第1ステージの汚れを綺麗に落としてから第2ステージに臨む参加者も見られる。

補給、ウェアの着替え等を行い、後半の第2ステージが始まった。

滝沢牧場よりも上を走る第1ステージと違い、下側の農場に囲まれた道を走っていく第2ステージ。

いったん標高を下げながら農場脇の舗装路を走っていく。気温は高く、この時期の野辺山には珍しく10度を越えてきた。

 

舗装の登り返しを経て、最後の林道登りへと突入する。

傾斜もきつく、距離的にはさほどでも無いはずなのだが、終盤という事もありペースは上がらない。

林道から牧場内の作業道を走るとSSが終了。

エイドステーションが設けられ、コーヒーと補給食が配られた。

朝の雨は既にどこかに消え、青い空に八ヶ岳が映える。

登りを振り返り参加者達は歓談にふける。

SS区間:タイム計測を行う所謂レースのスペシャルステージ。野辺山グラベルチャレンジでは、第1ステージに1つ、第2ステージに1つの合計2区間の総合時間で総合順位が決定。上位は表彰となる。

SS区間終了の場所に設けられたエイドステーションでは、和やかな雰囲気で参加者同士、しばし歓談が見られる。

エイドを終えたら、ゴール地点となる滝沢牧場へと向かう。

前日のRapha Super Cross とは違い、緩やかな空気のゴールラインだ。

がらぱさんの「おかえりなさーい」というMCに迎えられゴールしていく。

イベントは天候。

成功かどうかは天候に左右される とは言うものの、それだけではない楽しさが感じられた第1回野辺山グラベルチャレンジだった。

トータル50km弱。決して難しくなく、様々なレベルの参加者もそれぞれ満足感が得られ、ムービー最後の矢野氏のコメントにもあるように、今まで見ることの無かった南牧村、八ヶ岳フィールドをたっぷりと味わう事ができたイベントだっただろう。

林道はもとより、ほぼ舗装路を走る第2ステージは舗装かグラベルかの議論よりもまず、そのフィールドの景色が素晴らしい。滝沢牧場からは見る事ができない山々の姿が堪能できた。

グラベルという言葉に惑わされがちだが、ありのままの自然を見て走って味わうイベントとして、時間を忘れて過ごせた満足感が、参加者の笑顔からも受け取れる。